こんにちは。理学療法士のハヤシです。
警察の緊急電話「110」 これ、最も有名な電話番号ですね。
そして、火事、救急車要請は「119」です。
ちなみに海上の事件・事故「118」です。
自宅療養されている方は「119」を使ったことがあるかもしれません。
実際には、
救急車を呼んだ方がいいのか?
様子を見ていて大丈夫なのか?
病院に行った方がいいのか?
悩むことが多いと思います。すぐに即決できません。
「様子をみる」と本人が言ったので、様子を見ていたら、深刻な状況になった。
ということもあり得ます。
そこで大阪府には「#7119」という「救急安心センター事業」が存在します。
こちらに電話するとトレーニングを受けた医師や看護師が状況を聞き、
救急車を呼ぶ判断や受診が必要な場合は可能な医療機関を案内してくれます。
現在、「#7119」が使えるのは近畿では大阪府、京都府、奈良県、神戸市・芦屋市となっています。全国でも17のエリアで実施されています。
一番、怖いのは前述の自己判断が怖いです。特に高齢の方は「様子を見る」とよくおっしゃられます。
転倒して非常に疼痛が強いのに「様子をみる」と言われ、後に骨折していたなんてことも多いです。
救急車や緊急の病院受診を好まないのも理由の一つのようです。
かがやき訪問看護ステーション加美駅前では、「緊急時訪問看護加算」を算定できる事業所です。
このサービスに利用者さんが申し込むと、24時間365日、看護師に緊急の連絡や緊急の相談、緊急時の訪問依頼を行うことが可能となります。
「#7119」との違いは、
利用者さんの疾患、療養状況、主治医やかかっている病院、服薬中の薬剤、家族状況など多岐にわたる情報を把握していることです。
また、必要な場合は看護師が緊急訪問を行い、対応することも違いがあります。
状況によっては救急車搬送をとなる場合もあります。
1週間に何度かの定期訪問を行っているため、しっかり利用者さんのことを把握できているからこその判断、対応が行えます。
当ステーションでは、交代で緊急携帯電話を携帯し、利用者さんには二つの番号をお伝えしています。
24時間365日対応の体制があると、ご利用者さんは安心して、自宅での療養を送ることができます。
私たちとしては緊急連絡の体制があっても、普段の訪問時に安心して自宅での生活ができるように、状況を把握し、体調の安定に努めています。
利用者さんやご家族が緊急電話に連絡しないといけない不安な状況を事前に取り除くことがベストであると考えています。